
こんにちは!
「毎月の売上をまとめるたびに “コピペ地獄” で残業……」なんて声を、中小企業の社長さんや担当者さんからよく耳にします。Excel が詳しくないと、データがどんどん増えるたびに操作も複雑になり、シートが雪だるま式に膨らんでしまいますよね。
そもそも“入力の形”がバラバラ
Excel 作業は大きく分けると 「入力 → 編集 → 出力」 の3段階。
ところが最初の “入力” が行き当たりばったりだと、その後の “編集・出力” で毎回手間がかかります。セルに直接改行で住所を入れたり、「2025.8.1」と「8/1/25」が混在していたり……。これでは集計やグラフ作成のたびに修正が必要になり、時間もミスも増えてしまいます。
「入力を整えるって難しい?」
「レイアウトをきれいに揃えた方が良いのはわかるけど、手間もかかるし時間もない」――そんな声が聞こえてきそうです。しかし “整える” のではなく “ルールを最初に決める” だけなら、実はそれほど大変ではありません。
もちろんすでに入力してあるデータを整える作業の効率的にできるやり方もありますので、そちらは別の機会にご紹介します。
私も“入力”のルールを決めていなかったころ……
私自身、昔は請求データを人ごとに別シートで管理していました。見た目はきれいでも、集計するときはシートを行ったり来たり。月末が近づくと胃が痛かったものです。
そんな時に出会ったのが 「データベース形式」 という考え方でした。
「データベース形式」で“入力”を制す

データベース形式とは?
- 1行に1件 のデータを入力
- 列(横方向)に項目 を並べていく
- 行はどんどん下に追加、列の並び順は変えない
イメージとしては、紙の帳簿を横倒しにして Excel に写す感じです。
なぜ圧倒的にラクになるのか?
データがこの形でたまっていれば、
- フィルター1発で抽出
- ピボットテーブルで秒集計
- グラフも自動更新
――と、後工程が一気に自動化しやすくなるからです。
項目は“細かく”が鉄則
「姓と名」「郵便番号と住所」「年・月・日」などは、最初から分けておく方があとで扱いやすくなります。
項目は分けるのは大変、つなげるのは簡単
例を見てみましょう。
項目を分ける例

A2 に 2025/8/1
が入っているとき

- B2:
=YEAR(A2)
→ 2025

- C2:
=MONTH(A2)
→ 8

- D2:
=DAY(A2)
→ 1
項目をつなげる例

- A2 に姓、B2 に名が入っているとき

- C2:
=A2 & B2
→ 田中太郎

分割には3つの関数を使いますが、連結は 「&」1つ で完了。だからこそ、最初に細かく分けておくことが将来の作業時間を大幅に減らす秘訣です。
「入力」が整えば“毎週・毎月”の集計が変わる
とはいえ、いきなり全シートを作り替えるのは骨が折れます。まずは今月分のデータだけでもデータベース形式で入力してみる――これが第一歩です。使い勝手の良さを実感すれば、来月からは自然とこの形でためたくなるはずですよ。
というわけで、「ウチのデータはどう分ければいい?」 と迷ったらお気軽にご相談ください。スガサポでは無料相談を実施中。実際のシートを拝見し、最小限の手直しで最大の時短効果が出る入力ルールをご提案します。
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