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手書き・二重入力をなくせ!:既存システムを活かす「情報の入口改革」

「FAXで届いた注文書を見て、手書きの割り振り表に転記する」
「その手書きメモを見ながら、また別の担当者がAccess(アクセス)などの管理システムに入力し直す」

あなたのオフィスでは、このような「情報のバケツリレー」が起きていないでしょうか?

「システムに入力する」というゴールは一つなのに、そこへ辿り着くまでに何度も同じ情報を書き写す。これは単なる時間の無駄というだけでなく、転記ミスの温床であり、社員のモチベーションを削ぐ要因にもなります。

今回は、数百万円をかけたシステム刷新をすることなく、「情報の入り口」を変えるだけでこの二重手間を解消する、現実的なDX戦略についてお話しします。

多くの現場が陥る「二重入力」の罠

長年使い続けている社内の基幹システム(Accessなどで構築されたもの)がある企業でよく見られるのが、以下のような非効率なワークフローです。

  1. 情報の発生: 取引先からFAXや電話、あるいは現場担当者からの口頭報告で情報が来る。
  2. 一次処理(アナログ): 事務員がそれを「受付票」や「ホワイトボード」、「手書きの台帳」に転記する。
  3. 二次処理(デジタル化): その手書き情報を見ながら、夕方や月末にまとめてAccess等のシステムへ手入力する。

このフローの最大の問題点は、「デジタルデータにするために、一度アナログを経由している」という矛盾です。

「既存のシステムが古くて、社外からアクセスできないから仕方がない」と諦めていませんか? 実は、システムそのものを変えなくても、この流れは変えることができます。

解決策:情報の「入口」をGoogleフォームに変える

解決の鍵は、「データ入力の責任を、情報の発生源にシフトする」ことです。

具体的には、これまでFAXや電話で受けていた注文や報告を、「Googleフォーム」などのWebフォームからの入力に切り替えます。

変更後のワークフロー

  • 取引先・現場担当者: PCやスマホから、専用フォームに必要事項を直接入力して送信。
  • 事務員: 入力されたデータは自動的に「Googleスプレッドシート」に蓄積されるため、手書き転記作業はゼロになります。

これこそが「情報の入口改革」です。社内の人間が聞き取って書くのではなく、最初からデジタルデータとして受け取る仕組みを作ります。

既存システム(Access)はどうする?「CSV連携」で延命活用

ここで一つの疑問が浮かびます。
「Googleフォームで集めたデータは便利だけど、結局それをAccessに入力し直さないといけないのでは?」

いいえ、その必要はありません。ここで「CSVインポート」という機能が活躍します。

「手入力」ではなく「取り込み」を行う

ほとんどのデータベースソフト(Accessを含む)には、外部データを取り込む機能が備わっています。

  1. Googleフォームに溜まったデータを、CSV形式(多くのシステムで読める共通形式)でダウンロードする。
  2. 既存のAccessシステム側で、そのCSVファイルを「インポート(一括取り込み)」する。

この仕組みさえ整えてしまえば、100件の注文データであっても、手入力なら数時間かかるところが、わずか数回のクリック(数秒)で完了します。

この手法のメリット

  • コスト安: 新しい高額な基幹システムを導入する必要がありません。Googleフォームは無料?安価で利用可能です。
  • リスク低: 使い慣れたAccessの画面や帳票機能はそのまま使い続けられます。現場の混乱を最小限に抑えられます。
  • 即効性: フォームの作成とインポート設定だけで済むため、短期間で導入可能です。

まとめ:入力業務をなくし、本来の業務へ

「手書き・二重入力」の撲滅は、単なる時短ではありません。

  • 転記ミスの根絶(情報の正確性向上)
  • リアルタイムな状況把握
  • 社員の精神的負担の軽減

これらを実現するための第一歩は、システムを全て作り直すことではなく、「情報の入り口」をデジタル化し、既存システムへ橋渡しするルートを作ることです。

「うちは古いシステムだからDXなんて無理」と諦める前に、まずは一つの受付業務から、Googleフォームに置き換えてみませんか? その小さな一歩が、社内の生産性を劇的に変えるきっかけになるはずです。

【無料相談実施中】まずは「情報の入り口」の見直しから始めませんか?

「記事の内容はわかったけれど、自社の業務にどう当てはめればいいかわからない」
「GoogleフォームとAccessの連携について、もっと詳しく聞きたい」

そうお考えの担当者様へ。現在、無料相談を実施しております。
現場の業務フローは企業ごとに異なります。貴社の現状をお伺いし、最適な「入力の手間を減らす方法」をご提案させていただきます。

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