「DXやらなきゃいけないのは分かっている。でも、何から手をつければいいのか分からない。」
その悩み、実は“正解”です。
恥ずかしいことでも、特別なことでもありません。神栖市・鹿行地域の多くの社長さん、担当者さんがまさに同じ場所で足踏みしています。
今日は、そんな迷いから一歩抜け出すために、お金をかけず、明日からできる「本当の最初の一歩」をお話しします。
DXが分からなくなる最大の理由｜いきなり「ゴール（＝システム導入）」を目指してしまうから
多くの企業が「DX＝新しいシステムを入れること」だと思っています。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
よくある話です。
「隣の工場がタブレットを導入したらしい。うちも買おう！」
でも結果は、ただの“高級な板”になってしまった…というケースも少なくありません。
なぜでしょうか？
答えはひとつ。
今ある“業務のムダ”をそのままにしたままデジタル化しようとするからです。
これは、散らかった部屋の真ん中に最新の掃除ロボットを置くようなものです。床に物が散らかったままでは、ロボットは動けません。
DXや業務効率化もまったく同じです。
本当のスタート地点は「業務の片付け・棚卸し」
いきなりシステムを入れるのではなく、まずは「今の業務がどう流れているのか」を見える化するところから始めるのが正解です。
むずかしい分析は必要ありません。
実例①：探し物にかかっている時間を測るだけで見えてくるムダ
製造業や工事現場では、こんな声をよく聞きます。
「3年前のA社の図面、どこだっけ？」
キャビネットをガサガサ…。これが1日10分だとしても、社員が6人いれば、会社全体では1日1時間を“探し物”に使っていることになります。
ここまで見えると、解決策も見えてきます。
- 図面をスキャンしてデータ化する
- フォルダ構成やファイル名のルールを決める
これだけで十分、DX・業務効率化の第一歩になります。高価なシステムを買う必要はありません。
実例②：紙 → Excel → ソフトの“バケツリレー”をやめる
こんな流れ、皆さんの会社にもありませんか？
- 現場：紙の日報に手書きする
- 事務：紙の日報を見ながらExcelに入力する
- 本部：Excelを見ながら請求ソフトに入力する
同じ数字を3回書いていますよね。人間がやるのでミスも出るし、時間ももったいないです。
もし、
- 現場が最初からExcelやGoogleフォームに入力する
という形にできれば、後ろの2工程は不要になります。これも立派なDX・業務効率化です。
実例③：複雑すぎるExcelの整理は、最大の改善ポイント
こんなExcelファイル、心当たりはありませんか？
- 「このファイルは佐藤さんしか触れない」
- 計算式が入り組みすぎて、誰も修正できない
- ファイル名が「最終」「最終版」「本当に最終」「最終（修正版）」になっていて、どれが本物か分からない
ここもシステム導入では解決しません。
まずは、
- 誰でも分かるシンプルな表に作り直す
- 日付_案件名 など、ファイル名のルールを決める
といった「整理」だけで、現場が回りやすくなるケースがたくさんあります。
結論：「分からない」は恥ではない。まず“整理”から始めるのが正解
DX＝高いツールを入れることではありません。必要なのは、今の業務を見直すことです。
では、どこから始めればいいのでしょうか？
明日できる最初の一歩｜社員に1つだけ質問してみてください
「仕事の中で、一番めんどうくさい作業って何？」
例えば、こんな愚痴が出てくるかもしれません。
- 同じことを何回も書くのがめんどう
- 探すのがめんどう
- 計算が合わなくてやり直すのがめんどう
- 二重入力が多くてめんどう
その「めんどう」の中にこそ、DX・業務効率化の種があります。
そして、その改善策は必ずしもシステムとは限りません。
- 作業の流れを変える
- 書類やファイルの置き場所を変える
- ルールやテンプレートをシンプルにする
これだけで、現場がかなり楽になることも多いのです。
迷子になるのは普通。むしろ“迷える人”の方が正しいDXができる
「分からないからこそ、今の業務を見直すきっかけになる」と考えてみてください。
まずは、机の上の整理、パソコンのフォルダの整理からでも構いません。その一歩が、確実にDXにつながっていきます。
＼ どこから手をつければいいか分からない方へ ／
迷子のまま相談して大丈夫です
DXや業務効率化は、「正しい答えを知っている人」よりも、「現場のモヤモヤを正直に話してくれる人」の方が成果につながりやすい分野です。
- 何を話せばいいか分からない
- 業務がゴチャゴチャしていて見せるのが恥ずかしい
- ExcelもITも得意ではない
- 小さな悩みでも相談していいのか不安
そんな状態のままで大丈夫です。
スガサポでは、神栖市・鹿行地域の中小企業様向けに「初めてのDX・業務効率化」の無料相談を行っています。
まずは、「うちの一番めんどうな作業ってコレなんだよね」と雑談ベースで教えてください。あなたの会社の規模や現場の状況に合わせて、お金をかけずに明日からできる一歩を一緒に整理します。
1時間無料相談を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
