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低コストで実現する即時通知とデータ集約

無料でできるGoogleフォームとDiscord連携で実現する「集荷依頼の即時通知システム」

低コストで実現する即時通知とデータ集約
低コストで実現する即時通知とデータ集約

こんにちは。スガサポの菅谷です。
今回は「なるべくお金をかけずに、連絡漏れをなくしたい」と考えている方向けに、
GoogleフォームとDiscord(ディスコード)を使った、低コスト&即時性の高い通知システムの話をしたいと思います。

現場や社内で、こんなことで困っていませんか?

  • 社内・現場トラブルの原因が「伝達ミス」「連絡漏れ」ばかりだ
  • 業務連絡にLINEを使っているが、通知数が多くてコストが気になる
  • 現場はまだ「紙文化」で、いきなり高度なシステム導入はハードルが高い

こうした悩みを、「高額な専用システム」ではなく、
身近な無料ツールの組み合わせで解決していくのが、今回お話しするテーマです。

なぜLINEではなくDiscordなのか?

まずは「連絡ツール」の話からです。
多くの会社さんが、業務連絡にLINE公式アカウントを使っています。とても便利なツールですよね。

ただ、一つだけ大きな壁があります。それがコストです。

LINE公式アカウントは、無料で送れるメッセージ数に上限があります。
無料プランでは月間の配信数が限られており、
業務連絡が多い現場だと、あっという間に上限に達してしまいます。

そこで「有料プランに切り替えてください」となるのですが、
「連絡だけのために、そこまでコストをかけるのはちょっと…」
という経営者の方も多いはずです。

そこで今回の主役がDiscord(ディスコード)です。
元々はゲームをする人向けの通話・チャットツールですが、

  • メッセージの即時性が高い
  • 安定して動く
  • グループごと・チャンネルごとの運用がしやすい
  • そして何より「無料」で使える

こういった特徴から、最近はビジネス用途で使う企業も増えています。
Discordを使えば、通知数を気にせず、コストゼロで連絡網を構築することができるのです。

GoogleフォームからDiscordへ:GASがつなぐ自動化の仕組み

では、どうやって「フォーム → Discord」に通知を飛ばしているのか。
ここで登場するのが Google Apps Script(GAS・ガス) です。

GASは、Googleが提供している「ちょっとしたプログラムを書くための環境」で、
ざっくり言うと、「Googleサービスの中で動く自動化ロボット」のようなイメージです。

今回の仕組みは、とてもシンプルです。

  1. 現場や取引先が、Googleフォームから集荷依頼や資材の依頼を入力する
  2. フォームへの入力をGASが検知する
  3. GASが、Discordの特定チャンネルにメッセージを送信する
  4. 担当者のスマホに「ピロン」と通知が飛ぶ

この間のタイムラグは、だいたい数秒程度です。
フォームに入力されたほぼその瞬間に、担当者のスマホに情報が届きます。

その結果、「連絡が来ていたのに気づかなかった」「伝言ゲームで内容が変わっていた」
といった確認漏れや伝達ミスを、かなりのレベルで減らすことができるようになります。

「通知が早い」だけじゃない、情報がちゃんと残る安心感

この仕組みの良いところは、単に通知が早いだけではないという点です。
もう一つの大きなメリットが、情報がきちんと記録に残ることです。

電話や口頭での依頼は、その場では伝わっても、後から

  • 「いつ頼まれた話だっけ?」
  • 「誰からの依頼だった?」
  • 「数量っていくつだった?」

といった確認ができず、トラブルのもとになります。

一方、Googleフォームを使えば、

  • いつ(日時)
  • 誰が(会社名・担当者名)
  • 何を、どれくらい(集荷内容・資材の種類・数量など)

といった情報が、自動的にスプレッドシートへ蓄積されます。

例えば、

  • 野菜の集荷依頼
  • 段ボールや梱包資材の追加依頼
  • 納品時間の変更・キャンセルの連絡

こういったものをすべてフォームに一本化しておけば、 「あれ?聞いたつもりだった」「いや、その話は聞いていない」
というヒューマンエラーを、かなり減らすことができます。

さらに、蓄積されたデータを元に、

  • どの取引先からの依頼が多いか
  • 曜日・時間帯ごとの依頼の傾向
  • 必要資材の在庫予測

などの分析もできるようになります。
「通知」と「記録」を同時にできるのが、この仕組みの大きな強みです。

さらに柔軟に:PDF作成やFAX連携なども可能

もう少し踏み込むと、この仕組みは拡張性もあります。

  • フォームの内容を元に、自動でPDFを作成する
  • そのPDFを、FAX送信用のサービスに連携して、自動でFAX送信する

といったことも、GASと外部サービスの組み合わせで実現可能です。

現場がまだ紙中心の運用でも、

  • 入力はWebフォームでデジタル化
  • 出力はFAXや印刷でアナログに対応

という形で、「現場のやり方を大きく変えずに、裏側だけデジタル化」することもできます。

GASって難しそう…そんなときは?

ここまで読むと、

「仕組みは良さそうだけど、GASなんて書けない…
「プログラムはちょっとハードルが高いな…」

と思われる方も多いと思います。

実は、最近はAIを使ってGASのコードを作ってしまうという方法もあります。
やりたいことや項目の内容を伝えれば、AIがベースとなるコードを作ってくれるので、
プログラミング未経験の方でも、意外となんとかなったりします。

この「AI+GASで自動化する具体的なやり方」については、
また別の記事で詳しくご紹介しようと思います。

まとめ:低コストでここまでできる業務フロー改善

今日のお話を、あらためて整理すると次の3つです。

  1. コスト削減
    業務連絡にLINE公式アカウントを使うと、配信数によっては従量課金がネックになります。
    代わりに無料のDiscordを活用することで、通知数を気にせず連絡が可能になります。
  2. 即時性
    Googleフォーム+GASの組み合わせで、
    フォームに入力された情報を数秒以内にDiscordへ自動通知
    連絡漏れや確認遅れを大幅に減らせます。
  3. 柔軟性・拡張性
    スプレッドシートへの蓄積データを元に、
    PDF自動作成やFAX自動送信など、アナログな現場にも合わせた運用ができます。

どれも、「高額な専用システム」を導入しなくても、
今ある無料ツールを組み合わせるだけで実現できるものばかりです。

「連絡漏れが多くて困っている」「紙と電話だけのやり方に限界を感じている」
という方は、ぜひ一度、この低コストの仕組みを検討してみてください。

スガサポのサポートについて(訪問エリア・無料相談)

スガサポでは、今回ご紹介したような

  • Googleフォーム+スプレッドシート+GASによる業務自動化
  • Discordなどの無料ツールを使った連絡体制構築
  • 既存のExcel業務との連携・集計の仕組みづくり

などを通じて、「面倒なことを、なるべく費用をかけずに簡単にする」お手伝いをしています。

現在、無料相談も受け付けています。

茨城県であれば、
神栖市・鹿嶋市・潮来市・鉾田市・行方市・稲敷市・つくば市・大洗町・茨城町・水戸市 など、
県内各エリアに訪問での無料相談が可能です。

千葉県であれば、
香取市・東庄町・銚子市・成田市 周辺エリアまで訪問対応を行っています。
(その他エリアについても、ご相談いただければ柔軟に検討いたします)

「うちのこの作業、効率化できるのかな?」
「そもそも何から手をつけていいかわからない…」
という段階のご相談でも、もちろん大歓迎です。

下記のお問い合わせフォーム、もしくは公式LINEから、
どうぞお気軽にご連絡ください。

連絡の「モヤモヤ」を一緒に整理して、
現場に合った、ムリのない改善方法を考えていきましょう。

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