「クラウドは便利だけど、いちいちブラウザ(インターネット画面)を開いてファイルをアップロードしたり、ダウンロードしたりするのは面倒だな…」と感じたことはありませんか?
実は、Googleが公式に提供している「パソコン版Googleドライブ」という無料アプリを使えば、あなたのパソコンとGoogleドライブを「直結」させ、いつものフォルダと同じ感覚で扱えるようになります。
今回は、難しい操作なしで業務スピードを底上げする「便利な設定」をご紹介します。
1. Googleドライブを「パソコンの一部」にするとは?
通常、Googleドライブを使うにはインターネットの画面(ブラウザ)を開く必要がありますが、この設定を行うと、パソコンの中にGoogleドライブ専用の「入り口」が現れます。
これを入れると、「自分のパソコンのフォルダに保存するだけで、自動的にネット上(クラウド)にも保存される」という状態になります。これを専門用語で「同期(どうき)」と言います。
💡 用語解説:同期(どうき)とは?
パソコンの中にあるデータと、インターネット上の保存場所を、常に「鏡合わせ」のように同じ最新の状態に保つ仕組みのことです。
2. 準備はたったの2ステップ!
操作は非常にシンプルです。まずは以下の手順で進めてみましょう。
ステップ1:アプリのインストール
Googleの公式サイトから、専用のアプリをダウンロードします。
※ダウンロードしたファイルを開き、画面の指示に従って「インストール」ボタンを押すだけで完了です。
ステップ2:設定(「Gドライブ」の確認)
インストールが終わってログインすると、あなたのパソコンの「PC(マイコンピュータ)」の中に、新しく「Google Drive (G:)」というアイコンが増えているはずです。
これがGoogleドライブへの直通ルートです。この「Gドライブ」を開くと、中にある「マイドライブ」というフォルダが、インターネット上のGoogleドライブと完全に連動しています。普通のUSBメモリや外付けハードディスクと同じ感覚で使えるのが最大の特徴です。
3. なぜこれが「自動化」に効くのか?
この設定の最大のメリットは、「手作業によるデータの移動がなくなること」です。
特に、GAS(ガス:Googleの自動化ツール)と、昔からお馴染みのエクセル(VBA)**を組み合わせる時に、この設定が大きな力を発揮します。
| 手順 | データの動き(すべて自動!) |
|---|---|
| ① GASの仕事 | Google上のシステムが、自動でデータを「Gドライブ」へ書き出す |
| ② パソコンの仕事 | アプリが、そのデータを瞬時にあなたのPCへ「同期」する |
| ③ エクセルの仕事 | エクセル(VBA)が、そのフォルダにある最新データを読み取って集計する |
このように、「ネット上の最新データ」と「手元のエクセル」が、人間が介在することなく直接つながります。「メールの添付ファイルを保存して、名前を変えて、集計ソフトに取り込む……」といった、ミスが起きやすく不毛な作業から、あなたも部下も解放されるのです。
まとめ:デジタル化の第一歩は「つなげる」ことから
IT化と聞くと身構えてしまいますが、まずは「パソコンとクラウドを直結させる」だけで、仕事のスピードは格段に上がります。
Googleドライブを「ブラウザで見るもの」から「パソコンの一部」として使うスタイルへ。ぜひ今日から試してみてください。
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