
DXや業務効率化、IT導入の話になると、
「数百万円も払ってシステムを入れたのに、結局うまくいかなかったらしい…」
そんな噂を聞くことがあります。
正直、怖くなりますよね。経営者として「失敗したくない」と思うのは当然です。
しかし、IT導入の支援をしている中で、私は一つの共通点に気づきました。
失敗する会社には、たった一つの共通点がある
それは──
必要もないのに、いきなり“大きすぎるシステム”を入れてしまうこと。
システムが悪いわけではありません。社員の能力が低いわけでもありません。
ただ単に、サイズの合わない服を無理やり着ようとしているだけなのです。
近くのコンビニに行くだけなのに、大型バスを買う人はいませんよね。
でもITの世界では、これと同じことが起きています。
失敗例①:高機能すぎる“おかず盛り過ぎシステム”
ある会社は、「なんでもできます!」という営業管理システムを導入しました。
- 見積書作成
- 顧客分析
- AI予測
- 営業管理
- データ分析 などなど…
機能は100個以上。まさに全部入りです。
しかし現場の本音はこうでした。
「外出先でサッと日報を入れたいだけなんだよ…」
ところが、そのシステムは高機能すぎて、
- スマホで開くと画面が重くて動かない
- 入力項目が多すぎて、とにかく時間がかかる
- 結局、帰社してからパソコンで入力するハメに
- 「これならLINEで報告したほうが早い」と現場が判断
最終的に、その高価なシステムは解約されました。
このケースから言えるのは、
大は小を兼ねる? ITの世界では「大」は使いにくいだけ、ということです。
失敗例②:同業他社が成功したから“真似してしまう”落とし穴
東京の同業他社が、○○というシステムで成功したらしい。
その話を聞いて、同じシステムを導入した地方の会社がありました。
しかし、ここでも見落としていたポイントがあります。
成功した会社には、システム専任の担当者がいました。
一方で、真似して導入した会社には専任者がおらず、現場リーダーが兼任で対応していました。
その結果…
- 設定やメンテナンスができない
- エラーが出ても原因が分からず、そのまま放置
- 使いこなせないまま時間だけが経つ
- 毎月の保守費用だけが静かに消えていく
こうなると、もはや「投資」ではなく負債です。
投資判断が怖いあなたへ|スガサポの“明確なルール”
ここまでの失敗談を聞くと、
「ますます怖くて何も決められない…」
と思うかもしれません。それはごく自然な反応です。
だからこそスガサポでは、いきなり大規模なシステム導入は絶対におすすめしません。
理由はシンプルです。
大きく始めると、失敗したときのケガが大きすぎるから。
スガサポ流:失敗しようがない“スモールスタート”
① 無料または数千円のツールから試す
いきなり100万円単位の投資判断をする必要はありません。
まずは無料?月数千円で使えるツールから始めます。
- 社内連絡:LINE WORKS(無料プラン)
- タスク管理:Google ToDo など
- 簡単な申請・報告:Googleフォーム
使ってみて合わなければ、やめればいいだけです。
失うのはお昼ごはん代くらいで、投資ミスとは言えません。
② 階段を一段ずつ上る
いきなり「全社DX」を目指すから転んでしまいます。
まずは、
- 総務の勤怠管理だけデジタル化する
- 現場の写真整理だけクラウドにまとめる
- 見積書作成だけテンプレート化する
といった一ヶ所だけの改善から始めます。
現場から
「これ便利だね」「前より楽になったよ」
という声が出てきてから、次の段階へ進めば十分です。
③ 身の丈に合った提案しかしません
スガサポはシステムを売ることが目的ではありません。
目的はただ一つ、みなさんの業務が楽になることです。
そのため、たとえ経営者の方が
「この立派なシステムを入れたい」
と言っても、現状に合っていなければ「まだ早いです」とお伝えし、止めることもあります。
結論:ブレーキ役がいるから、安心してアクセルが踏める
IT導入で一番大切なのは、
- やめる勇気
- 小さく始める賢さ
この2つです。
スガサポは、みなさんがアクセルを踏みすぎて事故を起こさないように、
横で地図を見ながらナビゲートする役目を担います。
「投資が怖い」と感じている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
絶対にケガをしない“最初の一歩”を一緒に探していきましょう。
スガサポは無料相談を行っています
スガサポでは、以下のエリアを中心に訪問での無料相談を行っています。
- 茨城県:神栖市・鹿嶋市・鉾田市・潮来市・行方市・稲敷市・つくば市・大洗町・茨城町・水戸市 など
- 千葉県:香取市・東庄町・銚子市・成田市 など
その他のエリアについても、お気軽にご相談ください。
お問い合わせは、
どちらからでも受け付けています。まずは雑談ベースでも大丈夫です。
「うち、こんなことで困っているんだけど…」というところから、一緒に整理していきましょう。

